気持ちがささくれ立っちゃってもうだめ
普段はどうでもいいこと全てにイライラする。全部自分の体の中のホルモンのせい。
通路を防いで無邪気に笑う男子高校生2人連れにも、コンビニのラーメンにはられた「あなたの期待を裏切る味!」というポップにも、メールの文末につけられた「、、、」も、アニメで覚えたであろう失礼な言葉遣いしかできない留学生にも、何度も別れたいと言っているのに全く耳を貸さず私の罪悪感を掻き立てるような言い分ばかり述べて話し合いに応じなかった過去の男にも、「残念ながら…」で始まるリジェクトのメールも全てすべて腹が立つ。
セックスエデュケーションのシーズン2でオーラとアダムがやっていたみたいに、ただひたすら、皿を破り続けたい。
怒る私が悪いのじゃなくて、私を怒らせるあの人たちが悪い!という気分に平気でなれるからこの期間が本当に嫌だ。
沸き出てくる怒りが私という人間の本質、器の小ささなんじゃないかと、突如不安の底に落とされて息ができない。