ここから一番遠い海

夢日記,昔話

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

夢の話:宇宙でエキストラ

宇宙に行くため研究の進捗が数週間ほど望めない、とI先輩が私と彼の指導教官に報告してくる。「スターウォーズの新作がでるらしくてさ、それのエキストラ募集してたから、こんな機会逃すまいと思って応募しちゃったよね」、ともったいぶったような回りくどい…

日記:30歳の誕生日

30歳になる週末をずっと心待ちにしていて、「いったいどうやってこの日を素敵な記憶に残る日にしたものか」とわくわくしてたのに、いざ誕生日が近づいてくるとそれは仕事がしたくてしたくてたまらない週の週末となってしまった。 車を借りて海や渓谷の美し…

夢の話:好きな子の温度

料理を取ろうと伸ばした私の腕に交差するようににょきっと腕が伸びてきて、腕の主である、好きな男の子がちょっと体制を崩したほんのわずかな時間に、私の手の甲に彼の腋が当たってしまう。ほんのわずかなわずかな時間のことだったのに彼の腋のほの温かさが…

世界が明日もし終わるなら

100万円あったら何をする?とか、死ぬ前になんでも好きなものを食べるとしたら何を食べたい?、みたいな、答えによって自分の人間性を推し測られそうな、浮世離れした質問をされると、変なところで真面目な性分が災いして、体がしばし硬直する。でも、「世界…

今はもう無い焼き鳥屋

「安樂」は、二次会、三次会、四次会…と進んでいく夜、どうにか生き残った面々でなだれ込む不思議な焼き鳥屋だった。 20人以上の大人数、安い居酒屋チェーンからコマを始めたのに、気づけば5、6人にも満たない数にもなっている。 二次会、三次会と、ソフトド…

日記:ひからびた紫陽花

職場のイベントで祝花が大量に届いた。イベントが終わって、好きなだけもってかえって良いとの通達が出て、めいめいが思い思いの花束を作り出す。 せっかくのバラの花を茎の部分からぽきっと折ってしまった男性が西の訛りの混じる口調でもったいないことをし…