ここから一番遠い海

夢日記,昔話

定義について

誰かを心から愛したい欲求がある。

私は誰かを心から愛しているときの穏やかな自分の心の状態が好きなのだ。きっと。

結婚したいか、恋人が欲しいか、そういうことを聞かれることもある。

答えは確かにYESなんだけどいつもすっきりとしない。

結婚している、とか、恋人がいる、とか、全部、二人の人間の関係性に対する外からの定義でしかない。

文脈がないのだ。

結婚していることや恋人がいるという定義に当てはまる機会が誰かに来ると喜ばしいこととしてお祝いする。

でも定義が満たされた関係性を獲得してもそれがすなわち幸せな状態を意味しないことをわたしは実を言うと知ってるのだ。

なぜなら定義でしかないからだ。定義は恩恵をもたらしてくれるけど、幸せかどうかは定義ではなく心が決めるものだからだ。

定義から逸脱していようなかろうと、当事者同士の間にだけ幸せがあるし、それは定義というもので外野がジャッジしていい種類のものじゃないのだ。

わたしは定義にあてはまりたいのではなくて

ある状態でいたいのだ。

しかしそうであるとすると最近思いを寄せている男の子への、この感情はいったいなんなのか。

わたしはわたしが良い状態でありたいために彼が好きと言う状態に自分を寄せて行ってるのではないか。

そんなふうにごちゃごちゃ考えているとますます何もできない。

人はこう言う状態を頭でっかちとかひとりずもうと定義し、本人の感じている状態とさして相違もないと思ったりする。

おやすみなさい。