ここから一番遠い海

夢日記,昔話

別に泣かせられなくて良い

カポーティの初期短編集「ここから世界が始まる」がハードカバーの時の表紙そのままに文庫化されているのを発見した!宝物を掘りあてた嬉しい気持ちで、休日特有の長い長いレジまでの行列に並ぶ。よろよろと小銭を出す先頭のご隠居さん達を幾人か見送り、嬉…

老人と海、スノッブ

(0818記) 上司と雑談していた時、「老人と海」を書いたのはヘルマン・ヘッセだと誤って返答してしまった。ヘッセが書いたのは「車輪の下に」なのに。 老人と海を書いたのはアーネスト・ヘミングウェイだと気づいたのは自席に戻って、「あれ、なんか違う気が…

星の王子様のばらの花

フランスで生まれ日本にやってきた明るい年下の女の子と星の王子様にでてくる『本当に大事なことは目に見えない』って言葉が良いよねという話になった。 「星の王子さまは何度読み返しても新しい発見がありますよ」と言われ、久方ぶりにまた星の王子様を読ん…

屋根の低い街並み

八戸に用事ができたため正月明けの平日、休みの感覚が抜けきらない体をどうにか起こして東北新幹線に乗車する。 東北新幹線から見える景色はきれいだ。田、山、まばらな人家、夕焼け、雪化粧した木々。 東京に少しだけ住んでいたころ、「東京には何でもある…

ブレードランナー2049・ニューヨーカー・研究者

正月早々奮発して集英社の季刊誌、「kotoba」のバックナンバー4冊を買う。 最高だ。 最近アニメ版を再鑑賞している「ジョジョの奇妙な冒険」の影響もあって荒木飛呂彦が寄稿している「悪の研究」をカートに入れる。すると弾みがついてしまい、「ブレードラン…