ここから一番遠い海

夢日記,昔話

梅雨・冬

新しく恋人ができてから、体が死体になっちゃったみたいに感じられる、あの精神的不調がなかなかない。回りくどい言い方になっちゃったけど、つまり、なんか調子がよい気がする。

 

誰かに大切にしてもらったりするだけでこんなに調子がよく毎日朗らかに過ごせるものなのか。

 

と思った矢先、私の精神的不調は結構、寒さと連動していたことを思い出す。特に11月中旬以降から3月までに毎年毎年、頭の芯に居座るえも言えないしんどさ、悲しみ、落ち込みに苦しんでいるんだった。12月なんてもう最悪なんですよね。

 

新しくできた恋人は私と真逆で梅雨が、鬱々とした悲しみ、落ち込みのスイッチらしく土曜日にあった際には完全に参っていた。梅雨と冬、韻は同じだが真逆の季節に私たちは精神的に停滞してしまうらしい。

 

彼が落ち込んだり、どうということもない人の言葉に傷つくさまがあんまりにも自分に似ていて、落ち込む時期が重なっていなくてよかったな、と思った。

日光になるべく当たる、お風呂につかる、ハーブティーを飲む、靴下をはく、ストレッチやマッサージをする。そういう「自律神経を整え」、「精神的不調を軽減する」と言われていることをやったところで頭の奥に染み付いたあの冷たい冷たい落ち込み、心をぐっと重くするあれはちっとも払しょくされない。

あれらを、まるで「コントロールできる」かのように期待を持たせないでほしい。あれらは結局コントロールできない。うまく付き合っていくこと、悪化させないことしかできないと私は思っている。

 

日当たりのいい部屋に2人で引っ越したいね、なんて恋人同士っぽい会話をしたりする。彼が朗らかに過ごせるようになれば良いんだけどな。

 

恋人ができて幸せではあるけどやっぱり生きていくのって大変だ。