ここから一番遠い海

夢日記,昔話

日記:優しさ、厳しさ

日記

 

学生の指導がままならなくてヘトヘトになる。一から十まで手取り足取りなんでもつきっきりで教えてあげないと何も進まない、というような状況が出来上がってしまい、頭を抱えてる。

自分が学生の時、頼れる先生がいない辛さを味わった分、出来ることなら自分より年若い学生さんにそんな思いをしてほしくない、と思いあれこれ手助けしてきた。

それが為に、課題にぶち当たるたび自分でその原因を何も考えずすぐ私に解決を依頼する大学院生が出来上がってしまった。

 

優しく教えるって難しい。厳しくすることと冷淡であることの境目があいまいで厳しく接することが苦手だ。でもそれは相手のことを傷つけたくないからなのか自分が嫌な人間になりたくないだけなのかわからない。

最近思うのは、「これだけしてあげたのに…」と相手に対して失望してしまうのなら、その人はきっと自分の時間や心を寄せるべき人ではなかったのだ、ということだ。

その人が何か、自分の予想だにしない素っ頓狂に見える言動をとった時、自分はそれでもその人に割いた時間を無駄に思わずにいられるだろうか?というのを自分なりの物差しにしていこうと思う。

その物差しに外れるんなら、必要以上に気を使う言葉がけをしたりせず、ラディカルな対応を淡々とすべきなんだろう。もちろん、あくまで紳士的に、しっかりと。

自分の力でその人をどうこうできると考えるのは、例え「教える側」「教えられる側」という構図にあっても傲慢でしかないのだ。

自分のリソースを使い果たしてまで人を教え導こうとするとどこかに必ず歪みが生まれると私は知っている。

 

それにしてもすごい疲労だ。30歳を目前に疲れが取れにくくなってるのを感じる。以前は土日もフルで活動し、平日夜遅くまで作業しても平気だった気がするんだが。気のせいだろうか。

 

おやすみなさい